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アサヒメディカルウォーク

ひざのトラブルを軽減する「SHM®機能」搭載シューズ。

アサヒメディカルウォークのポイント

  • ひざにやさしい理想的な歩行をサポート
  • ひざへの衝撃を分散吸収しやすい構造
  • ひざを安定させるももの内側の筋肉への働きかけ
  • 「産・学・医」共同開発から誕生しました!
 
  • ひざにやさしい理想的な歩行をサポート

    踵の着地時にスクリュー部のフィンが体重圧でたわみ、踏み込むとつま先をやや外側に回旋。ひざに備わった回旋運動を補助し、正しい歩行を促します。

  • ひざへの衝撃を分散吸収しやすい構造

    踵から着地する際、踵から伝わる衝撃はひざの負担になります。SHM®機能はゴムの弾力で衝撃を吸収。さらに、スクリュー構造が体重圧を分散し、効率的に負担を軽減します。

  • ひざを安定させるももの内側の筋肉への働きかけ

    歩行時のひざを安定させ保護する役目を担うのは、ももの内側の筋肉(内側広筋)。スクリューホームムーブメントを促すSHM®機能は、ももの内側の筋肉を効率よく活動させ、正しい歩行へ導きます。
    【特許取得】特許第3992724号|韓国特許第10-0918230号|中国特許ZL200680010617.5香港特許HK1113065 *踵部のスクリュー構造は着地時にゴムの弾性でスクリューがたわむことで下肢の運動をサポートするもので、スクリュー自体は回転致しません。
    *着用時の使用感や経過には個人差があります。 *アサヒメディカルウォークは医療器具ではありません。

  • 「産・学・医」共同開発から誕生しました!

    「アサヒメディカルウォーク」は、アサヒシューズ(産)、九州大学(学)、医療機関(医)による「産・学・医」共同開発により2006年に誕生した、ひざにやさしい機能性シューズです。過度なウォーキング・運動不足・加齢などに起因する「ひざのトラブル」でお悩みのあなたにおススメです。

  • 急務だった新たなヒット商品

    アサヒシューズは1892年(明治25年)、福岡県久留米市で前身となる仕立物業「志まや」として創業いたしました。以来、地下足袋をはじめ、ゴム底を使った様々な靴を世に送り出し、「アサヒ靴」の名で親しまれてきました。しかし1998年、業績悪化により会社は経営破綻。その後、地域、また多くの取引先からご支援を頂き会社更生法が認可されたものの、再建のため新たなヒット商品の開発が急務でした。

  • きっかけは開発担当者の膝の痛み

    2002年、当時商品開発部門に所属していた塚本は、突然膝の痛みに襲われました。医師の診断は「変形性ひざ関節症」という症状でした。ひざに水が溜まり、痛みを伴うため仕事や日常生活にも支障をきたすという状態でした。医師には、内視鏡手術を勧められましたが、理学療法士のアドバイスにより、時間は掛かるが大腿四頭筋を鍛える運動療法に取り組むことになりました。結果は良好で、1年後には時速5~6kmで10km程度のウォーキングが出来るようになり、2年後には時速8~10kmでランニングが可能なまで回復することができました。

  • 自分と同じ様にひざに問題を抱えている方は沢山いる

    それまで「変形性ひざ関節症」という症状について特に知識を持っていなかった塚本ですが、「ひざが痛くなれば、歩きたくなくなり、歩きにくくなり、歩けなくなる。」という自身の体験から、実に多くの方々がこの症状に悩んでいることを知ります。「歩く健康をサポートしたい。靴メーカーとして、ひざの病気を予防できる靴を創りたい!」という想いから「ひざのトラブルを予防する機能を持つ靴」の開発を決意します。医師や大学教授の協力を得ると共に社内で開発チームを発足し、本格的にプロジェクトを立ち上げました。しかし、その道のりは容易なものではありませんでした。

  • ひざの動きを助けるという全く新たな発想の靴

    通常、歩行時に踵が着地するとき、太ももの骨に対し膝下の骨が少し外側に回旋します。この運動を「ScrewHome Movement」(スクリュー ホーム ムーブメント[略してSHM])といいます。この動きにより、膝への負担を軽減し安定性・支持性を確保するのです。しかし加齢などにより筋力が低下すると、この回旋運動が不安定となり、場合によっては逆回旋することによって、ひざのトラブルが起こりやすくなると言われています。 この「正しいひざの動きをサポートする靴」を開発するため、塚本を筆頭に足のデータ解析を専門とする技術担当の江西、そして1000種類以上の靴を開発してきたゴム開発のスペシャリストである山崎が参加しました。この開発を託された山崎は、「そんな靴が本当に開発可能なのか?」と戸惑ったと言います。ひざ関節を靴で回旋させるという全く新たな発想の開発テーマだったのです。

  • 失敗だらけのスクリュー形状

    塚本が着目したのは「トルクヒール」と呼ばれる子供用の変形した足を矯正する為の靴装具でした。6枚のゴムの羽根が着地した時に足の動きを外側に回転させるのです。これをヒントに靴底にゴムの羽根が付いた靴の開発が始まりました。しかし、最初に出来上がった試作品は、着地の際妙な感触で歩きにくい靴となりました。6枚羽根では大人の歩行を支える事が出来なかったのです。山崎は、羽根の形状、枚数、ゴムの硬度などを何度も見直し、最適なものを探し続けます。検討を重ねた結果、羽根の枚数は12枚、そして形状はらせん状とし、硬度を調整する事で、最も安定した効果を果たすスクリュー形状を見つけ出します。

  • 緻密なデータ分析

    また、スクリューの位置も重要なポイントでした。当初、スクリューはひざの真下にくるように設置していましたが、力がかかりすぎ歩行が安定しませんでした。そこで技術担当の江西は、歩行時に体重移動によってかかる足底圧のデータを細かく収集。スクリューが最も無理なく作用する位置を探ります。しかし試作品は失敗に次ぐ失敗でした。この時測定された靴のデータは3ヶ月で200足を超えました。それでも江西達は諦めることなく開発を続け、ついに踵の真下こそが最適な位置であることを発見します。開発着手からここまで実に1年という期間を要していました。

  • 世界初の機能靴の完成

    靴底の基本構造が完成した段階で、次に待ち構える課題が、実用化に向けた検証試験です。2年間で述べ157名(男性60名、女性97名)の方に協力いただき、有効性、安全性について、工学的ならびに医学的見地から検証試験を実施しました。結果、「膝の自然な動きを阻害しない」、「長く歩いても疲れにくい」などの評価が得られ、各種学会で発表しました。その上で、専門家のアドバイスなどを参考に、正式に商品化を決定しました。 因みに、靴底に装着されたスクリュー構造は、ひざの回旋運動を意味する「Screw Home Movement」の頭文字を取って「SHM機能」とし、そのオレンジ色は、社名であるアサヒ=朝日に因んでオレンジに決定しました。

  • 「SHM®機能」の有効性を最大限引き出す靴底へのこだわりも半端ではない

    この靴は「SHM機能」に目が行きがちですが、工夫はそれだけではありません。例えば、「メディカルウォーク1645」では、ひざへの負担を軽減する為、出来るだけ軽い靴にする必要がありました。そこで、通常は1つのゴム部品で作られる靴の本底を4層に分けたのです。1層目の地面に接地する箇所は丈夫なゴム、2層目は軽量なスポンジ、そして3層目にはスクリューを安定させる為の硬い樹脂を使用。つま先部分は2層、踵は4層という複雑な構造になっており、ひざの負担を少なくするため細かな工夫を施しています。また、「WKL001」では、最新設備を導入し、ミッドソールにはソフトなウレタン素材、アウトソールの接地部には強度に優れたゴムを使用しています。

  • ひざの健康に貢献する!

    塚本の「歩く健康」、「一生自分のひざで歩きたい」という想いから生まれたこの靴には、社名を冠したハウスブランドとして「アサヒメディカルウォーク」と名付けられました。ご使用頂いたお客様からは、「この靴に出会えて良かった」、「一度履いたら他の靴は履けない」などといったお声を多く頂いています。 アサヒシューズが持てる技術と経験を活かし生まれたこの「アサヒメディカルウォーク」が、皆様の健康の一助となる事が出来ましたならこれ以上の喜びはありません。

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